コラム

低血糖症と不眠、不安感、物忘れ

低血糖と不眠の関係性

不眠で悩んでいる人は多く、睡眠導入剤を服用している人も多いと思います。

入眠できない、中途覚醒があるなどの要因として低血糖が関与しているがあります。

低血糖では血糖維持のため自律神経の緊張をきたしている状態です。

食後3~5時間はほとんどの人が就寝する時間帯ではないでしょうか?

食後の血糖は4、5時間後に低血糖をきたす傾向にあります。そのため自律神経の緊張が助長され入眠できない状態となります。

この食事の影響による不眠が非常に多くみられると実感しています。

日頃食べている食事について見直すことが不眠改善、睡眠導入剤の減薬にもつながっていきます。

低血糖と不安、イライラの関係性

低血糖は血糖維持のため自律神経の緊張をきたします。

血糖を上げるためにインスリン拮抗ホルモンの分泌が多くなります。

その中でノルアドレナリンは不安感を助長します。

日中でも突然の不安感や動悸が出現しパニック障害と診断されるような人もいます。

また理由なくイライラするなどの症状はアドレナリンの分泌を疑います。

いずれも低血糖症による一症状である可能性もあるのです。

低血糖と集中力定価、物忘れの関係性

糖はからだの全ての細胞のエネルギー源です。

当然、脳の神経細胞は糖をエネルギー源として利用しています。

血糖の安定した供給は脳の活動にとっては不可欠なものです。

血糖値が安定しないと脳はエネルギー不足となりうまく機能しません。

低血糖であれば脳の機能は低下することになり集中力も低下、記憶力も低下してゆきます。

最近、集中力が落ちている、物忘れが多くなってきた、などは低血糖の症状かもしれません。

過剰に糖分を摂らず、また血糖が乱降下しないようにしましょう

過剰な糖の摂取はインスリンの分泌を高め後の低血糖を助長します。

血糖の乱高下をきたさないような食事の摂り方が重要です。